2.4kgの重さを肩に担いで街を歩く。
まるで戦車を引き連れているような感覚だ。
僕のNikon Z9とF1.2の50mmレンズの組み合わせは、確かに常識から外れているかもしれない。
でも、この”ちょっと無謀な”選択には、それなりの理由があるんだ。
重いカメラとの日常
戦車級の相棒
カメラ本体が約1.3kg、レンズが約1.1kgっていう重量級の組み合わせを、僕は毎回首や肩に下げて街をぶらぶらしている。
近所のコンビニに行くのも、まるで装甲車で買い物に行くみたいな感じ。
片手での撮影なんてもちろん無理だし、周りの人から見たら結構な威圧感を放ってるんだろうな。
最高の相棒との出会い
でも、この重たい相棒との出会いは僕の写真人生を大きく変えたんだ。
初めてZ9のファインダーを覗いた時の鮮明な映像
撮った写真を確認した時の「おおっ!」という感動は、今でも鮮明に覚えている。
重さは確かにデメリットだけど、それを補って余りある魅力がちゃんとあったんだ。
カメラ論争の本質
機材への不満と現実
カメラの世界ってよくこんな話題で盛り上がるよね。「AFが遅すぎ」「色が好みじゃない」「バッテリーがすぐ切れる」とか。
僕も最初に使ってたカメラのモニターの見にくさには本当に苦労した。
でも面白いことに、そんなカメラでも素晴らしい作品を撮ってる人がたくさんいるんだよね。
メーカー論争を超えて
特定のブランドや機種への批判が時々炎上するのって、案外自分の選択に自信があるからなのかも。高級ブランドへの羨望だって正直あるよね。
写真が好きな人なら、誰でも分かる気持ちだと思う。
思い出を紡ぐ道具として
古いカメラとの再会
この間、ずっと使ってなかった古いカメラを引っ張り出してみたんだ。やっぱりモニターは見にくいし、操作性も今のカメラと比べると正直イマイチ。
でもね、SDカードに残ってた古い写真たちを見てたら、思わず笑顔になった。
時を超える価値
「2020年●月 場所」って名付けたフォルダの中には、その時々の思い出がぎっしり詰まってた。「あ、このラーメン美味かったな」「この日、帰り道で急に雨降ったんだよな」って。
スペックは劣るカメラで撮った写真なのに、記憶と一緒に鮮やかによみがえってくるんだ。
本当に大切なもの
結局のところ、スペックや重さ、値段じゃ測れない価値がカメラにはある。それは使えば使うほど深まっていく愛着と、その機材で切り取った思い出の数々なんだ。
完璧なカメラを探すより、自分だけの物語を作れるカメラに出会えた方が、ずっと素敵だと思う。
今日も僕は2.4kgの相棒を肩に担いで、新しい思い出を探しに街へ出かけていく。重いけど、この重さだってきっといつか、いい思い出になるはずだ。