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カメラ機材への投資、散財にしないための現実的なアドバイス

「100万円以上の散財を経験した僕が、これから始める人に本当に伝えたいこと」

カメラを始めようと思った時、誰もが一度は悩むのではないでしょうか。
「高いカメラを買ったほうがいい写真が撮れるのかな?」
「レンズはどれを選べばいいんだろう?」
「この選択で後悔しないだろうか…」

実は僕も同じように悩み、結果として100万円以上の散財を経験しました。でも、その経験が今、カメラを始める方への具体的なアドバイスになると確信しています。

今回は、カメラ機材への”投資”と”散財”の境界線について、実体験を交えながらお話しします。

カメラ選びの基本的な考え方

“どんなカメラを買えばいいのか?”
初めてカメラを買う方が必ずぶつかる疑問です。

結論から言うと、最初の選択はそれほど重要ではありません。むしろ、以下のような素直な動機で選んで問題ないんです:

  • デザインが気に入った
  • 友人が使っていて操作を教えてもらえる
  • 憧れの写真家が使っているから

大切なのは、その選択に納得できる理由があることです。

“ふむふむ、この写真はNikon Z9 でレンズは70-200mm で撮った写真だな”
なんてことは確実に分からないです。

機材選びは自由で、自分が撮りたいものも自由です。
自由に遊ぶために、望むもの(撮りたいもの)を決めることが重要だと考えています。

予算別の選び方

「高いものを買えば失敗しない」
そんな考えは、実は大きな落とし穴かもしれません。
予算に応じた、賢い選択肢を見ていきましょう。

ハイエンド志向の場合(予算80万円以上)

フラッグシップモデルと呼ばれる最上位機種の選択肢:

  • Sony α1(約80万円)
  • Canon EOS R1(約90万円)
  • Nikon Z9(約80万円)
  • FUJIFILM GFX(約100万円)

これらは初期投資は高額ですが、中古売却時の価値も高く、将来の損失を最小限に抑えられます。

中級者向け(予算20-40万円)

  • 中古のフルサイズカメラ(35mmフィルムと同じ大きさの撮像素子を搭載)
  • 新品のAPS-Cカメラ(フルサイズより小さめのセンサーを搭載)

この価格帯なら、十分な性能と信頼性を確保できます。

実際の購入例

僕の友人Aさんの場合:
予算30万円
→中古のα7III(15万円)
→単焦点レンズ(15万円)
半年後、風景写真にハマり広角レンズを追加

そのようなイメージで必要性を感じたら買い足せば良いのではないかと思います。

実践的な購入ステップ

Step1:憧れの機材を見つける

まずは理想の機材をイメージしましょう。高額すぎて手が出なくても構いません。これが目標となります。

Step2:現実的な選択肢を探す

例えば:

  • Nikon Z9(80万円)が憧れ → 中古のZ6(20万円)を検討
  • Sony α1が欲しい → 中古のα7III(15万円)から始める

Step3:レンズ投資を優先

カメラ本体は数年で新製品が出て古くなりますが、良質なレンズは10年以上使えます。最初の本体は控えめに抑え、レンズに投資することをお勧めします。

失敗から学んだ教訓

僕の場合、以下のような購入履歴があります

カメラ本体:
SONY α7III → α7IV → α7RV → FUJIFILM X-H2 → Nikon Z9 + FUJIFILM X100VI

レンズも同様に:
50mm単焦点 → 14-24mm → 70-180mm → 400mm…

結果として100万円以上の投資になりましたが、実際によく使うのは2-3本のレンズだけです。

効率的な機材選びのコツ

撮影スタイルの明確化

ストリートスナップがメインなら:

  • 35mmか50mm単焦点レンズ
  • 軽量なカメラボディ
    が理想的です。

風景写真がメインなら:

  • 広角ズームレンズ
  • 三脚
    が必須になります。

テクニカルな対応力

50mm単焦点一本でも:

  • 写真をトリミング(切り抜き)して望遠効果を得る
  • AI技術でサイズを拡大
    など、様々な表現が可能です。

初心者向けアドバイスの真実

「50mmは標準レンズだから初心者向き」という意見をよく聞きますが、これは必ずしも正しくありません。

重要なのは:

  • 自分が撮りたい被写体
  • 撮影スタイル
  • 持ち運びの負担
    これらを総合的に考慮することです。

50mmのレンズは万能ですが、万能ならではのピーキーさもあると思います。
深く考えずにただ使っていたら多分、もう少し広く撮りたい、もっと寄って撮りたい。
そんなふうに思うと僕は感じます。

まとめ:投資か散財か、その分かれ道

カメラ機材選びで最も重要なのは、「将来の自分」をイメージすることです。

  1. 今の自分が撮りたいもの
  2. 半年後に撮っていそうなもの
  3. 1年後の理想の写真

この3つを意識して機材を選べば、無駄な出費を避けられます。

ポケモンの属性相性のように、撮影ジャンルに合わせた機材選びが重要です。動物園によく行く人は望遠レンズが必要だし、建物をよく撮る人は広角レンズが必要になります。

全てを揃える必要はありません。自分の「得意技」を磨くための道具を選ぶ。それが賢い投資への第一歩だと僕は考えています。

僕の100万円を超えるこれまでの散財は、この「将来の自分」を見誤った結果でした。
でも、この経験があったからこそ、今の機材選びに確信が持てています。

皆さんには、僕のような回り道をせずに、効率的な機材選びをしていただければと思います。